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会長のつぶやき

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第十九回(2018.9.7)NEW 

「少子高齢化社会」ということが言われて久しいのですが、その少ない子供の世界に異変が起きているようです。子供の世界といってもそれは常に「大人社会」の投影なのですが、むしろ「人間」そのものの生き方に異変が起きているといえるように思えます。

教育も科学も改治も、「人間性」を(はぐく)むことよりも合理性を基とした「学力」「経済」「効率」を優先した方向に進められ、私たちは「より便利に・より快適に」を合言葉として生きてきました。そして、今私たちの暮らしは、一見衣・食・住が満ち足りているように見えますが、本当に幸せを感じて生きているのでしょうか。

「衣食足りて礼節(礼儀と節度)を知る」(衣服や食物は生活の根本、それが満たされることにより心にゆとりが生まれ、礼節を知り、人間らしく幸せに生きることができる)という言葉がありますが、どうも今の日本は、その逆をいっているように感じられます。

眼を大きく見開くだけがよく見ることではないのです。眼を閉じることでしか見えないものがあります。懸命に耳を傾け必死で聞こうとするとき、また物体の表面のほんの(わず)かな凹凸(おうとつ)を指先で知ろうとするとき、つまり集中しようとするときには思わず眼を閉じます。

私たちの眼は外向きにできているので、自分の外はよく見えているように思っています。しかし、見えたつもりのその外は、編集された虚像(きょぞう)であることが多く、直接体験として見ていることはまれなのではないでしょうか。

また、鏡に映らない自分の姿はどうやって見、その姿を成長させていくのでしょうか。

私たちは、自分の本当の姿ー怒ったり、悪口を言ったりしている顔、()()(くさ)れたり、虐待やいじめをしている姿や態度、自分のすぐ近くにある背中など、生涯見ることができないのです。

やはり人間には、自分というものを隅々(すみずみ)まで映し出してくれる鏡≪真実の教え≫がなくてはならないのでしょう。

分の本当の姿を知ったとき、他人の不都合を一方的に攻めるだけでなく、自分の姿を重ね合わせて、それなりの物言いができるはずです。

そういう指摘なら、いわれた方も受け容れやすいでしよう。

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会長武藤淳一

【生年月日】

1942年(昭和17年)6月15日

【住まい】

福島県会津若松市

【家族構成】

妻、長男夫婦、孫2人の6人家族

【本職】

寺院住職

【経歴】

大学卒業後、教職を経て住職に。PTA役員、民生児童委員等を経験。

【住職として伝えたいこと】

「家庭」「生活」―人間として何をすること(ところ)なのかを学び実践すること

【仕事をする上で気をつけていること】

丁寧(心を込めて親切に対応すること)

【座右の銘】

身自當之しんじとうし無有代者むうだいしゃ(仏教の言葉)

意味:人生の中で苦しいこと、悲しいことに出会っても、誰も代わってくれないし自ら引き受けて生きていく

【尊敬する人】

親鸞

【最近読んだ本】

天地明察

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