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会長のつぶやき

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第二十二回(2019.3.8)NEW

最近歳のせいかどうかわかりませんが、現代社会における人間関係が、以前に比べて随分と違ったものになってきたなと感じさせられます。

特に地方では、町内や地域など身近な人たちとの付き合いは、互いに良いところもイヤなところもよく知っていて、それを承知の上で付き合っていました。しかし都会では、それぞれ良いところだけを見せての付き合いが多いように思われます。互いに都合の良いところだけで対応しようとすると、かえって相手のイヤなところがクローズアップして見えてしまいます。それはバランスの良い関係とは言えません。

私たちはいつの頃からか、日本中を都市化して、あらゆる不便や不快を排除し、自分のやりたいことが自分の都合通りにできることを目指してきたように思います。その結果として、今の日本ではあらゆる場面で個別化が進み、個人主義的生活や言動、またワガママを謳歌(おうか)しているように見えます。そしてそのことが人間関係を希薄化させ、問題の種になっている現実があります。

自分の思い通りにならないことに対する耐性(たいせい)欠如(けつじょ)から、現代人の多くは自分で自分を肯定できなくなると、説明できない攻撃性や喪失感を持つ傾向があるようです。それは外へ向かっては暴言・暴力・虐待・いじめなどになり、自分自身に向かうと、無気力・拒食(きょしょく)自傷(じしょう)・引きこもり・自殺などにつながっていくようです。いま日本中が(いや)しのオンパレードなのは、その解消のためなのでしょうか。

人間を育てる原点は、何といっても家庭にあると思っています。

“三つ子の魂百まで’’(幼い時からその身に備わった性質は、歳をとっても変わらない)

“雀百まで踊り忘れず’’(スズメは生まれてから死ぬまでとびはねる癖が抜けないところから、幼い時におぼえた習慣は、歳をとっても変わらないことを言う)

家庭の中心は何か、人間を育てる基本をどこに、何に置くのか、私たちは今真剣に考えなければならないのではないかと思っています。

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会長武藤淳一

【生年月日】

1942年(昭和17年)6月15日

【住まい】

福島県会津若松市

【家族構成】

妻、長男夫婦、孫2人の6人家族

【本職】

寺院住職

【経歴】

大学卒業後、教職を経て住職に。PTA役員、民生児童委員等を経験。

【住職として伝えたいこと】

「家庭」「生活」―人間として何をすること(ところ)なのかを学び実践すること

【仕事をする上で気をつけていること】

丁寧(心を込めて親切に対応すること)

【座右の銘】

身自當之しんじとうし無有代者むうだいしゃ(仏教の言葉)

意味:人生の中で苦しいこと、悲しいことに出会っても、誰も代わってくれないし自ら引き受けて生きていく

【尊敬する人】

親鸞

【最近読んだ本】

天地明察

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