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会長のつぶやき

第十一回

2017-04-17
釈尊※は「私たち一人ひとりは、どの人も必ず、生まれる目的や意味や価値があって私として生まれてきている」ということを明確に示してくださいました。
 
それを象徴的に言い表したのがこの「天上てんじよう天下てんげ唯我ゆいが独尊どくそん」という言葉です。
 
「どのような境遇においても、ただ我独ひとりにして尊とうとし」ですから、「他の人と比べて俺は偉いんだぞ」と言っているのではありません。
 
私たちが人間に、自分に生まれたことは、他と何ら比べる必要もないほど尊いことです。この世界の中に尊くない人は一人もいない、みんな尊い人として生まれてきている、そのことに気づいてくれよと願いながら説いてくださいました。
 
他の人の尊さを認めるということで、私たち自身が尊いと呼ばれるにふさわしい人間に成ることができます。人間性を回復することができます。
 
他人の人間性を奪えば奪うほど、私自身が人間でなくなっていく。そんなことを私たちに教えてくださっているのがこの言葉です。
 
自分の尊さを裏切らない自分でありたいものです。
 
※釈尊…仏教を開いた釈迦の尊称
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