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会長のつぶやき

第三十八回

2021-07-28
  新型コロナウイルス感染が収まらない中、オリンピック競技が本格化しました。開催の是非に揺れた国際的祭典の舞台も、いざ選手たちの躍動する姿を目(ま)の当りにすると輝きを増し、応援にもつい力が入ってしまいます。
 一方で、一般の人たちには緊急事態宣言発令中で、外出自粛が求められていますが、街には若者を中心に人があふれています。

〔7月26日付毎日新聞記事〕
 この日都内の感染者数(1,763人)は、5日連続で1,000人を超えたが、夕方になっても人出は減らない。センター街のビルを警備する男性(62)は、「居酒屋もやっているし、マスクをしない人もいる。危機意識が全くない」と眉をひそめる。
 午後6時前、駅では「緊急事態宣言を解除せよ」などと書かれた手旗を持った人たちが、太鼓をたたきながら主張を呼びかけている。
 夕闇が深まると、カラオケ店には順番を待つ若者があふれた。店から出て来たさいたま市の男性会社員(27)は、大学時代の友人と2年ぶりに会ったという。3回目の緊急事態宣言までは外出を控えたが、「我慢をしたところで変わらない気がした。我慢の限界」と話した。
 人の流れに反して道玄坂を上ると、未明まで営業する居酒屋があった。満席で入店まで20分ほど待つ。
 午後10時過ぎセンター街に戻ると、バーからあふれた外国人が路上で缶ビールを飲んでいる。店をのぞくと、マスクを外した外国人らでごった返していた。

 それぞれの人にそれぞれの言い分があるのでしようが、政府や都庁が宣言を出そうが出すまいが、今は緊急かつ危険な状況にあることは誰も疑う余地のないことでしょう。そのような重大事が、都民に十分に伝わっていない(伝えられていない)ことに、改めて驚きと恐怖を感ぜずにはいられません。
 ひとたび感染してしまうと、本人はもとより周りの人たちにも大変な迷惑をかけることになりますし、重症化しやすいことも、後遺症に悩まされることも繰り返し報じられています。

 今となっては一日も早いワクチン接種が、全ての人にゆきわたることと、改めて多くの人たちに理解を促(うなが)し、何とか感染を止める手立てを講じてほしいと願うばかりです。
社会福祉法人
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