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会長のつぶやき

第五十五回(年頭挨拶)

2023-01-06
 新年明けましておめでとうございます。
 令和五年の新春を寿(ことほ)ぎ、市民の皆様方の昨年中にお寄せいただきましたご厚情に対しまして心より御礼申し上げますとともに、今年一年が希望(癸卯一干支(えと)で「みずのとう」、音読みで「きぼう」)に満ちた年であってほしいと願っております。
 今、私たちを脅(おびや)かし続けているコロナ感染、世界の国と国との紛争、物価の高騰(こうとう)、地球温暖化による気候変動などが一日も早く終息、解決の方向に向かい、すべての人々が安心して暮らせる日々を取り戻すために、何ができるのかを考えていかなければならないと、思いを新たにしております。
 
 私ども社会福祉協議会では、地域福祉活動計画の理念であります「誰もが安心して暮らせるよう、地域で支え合うあいづわかまつ」を目指して、各種事業を展開しています。
 しかしながら、近年とみに地域社会を取り巻く環境の変化により、地域での支え合いの機能が弱まり、地域住民が抱える生活課題が深刻化しております。
 中でも、少子高齢化の進行により当市の人口減少が進み、このままいけば十数年後には10万人を切るのではないかと危ぶまれています。また、さらに心配されるのは、高齢者の数に比して子供の人口滅少が著しいことです。未婚率の高さ(30〜34歳の男性46.4%、女性31.5%(令和2年国勢調査より))とそれに伴う出生率の低下が顕著に表れています。
 子供、高齢者、障がい者などすべての人々が、地域で暮らし生きがいを共に創ることのできる「地域共生社会」の実現に向け、住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、行攻の公的制度に頼るだけではなく、住民手作りの福祉活動を根付かせていくことが求められています。
 
 そのためには欠かせない組織となる、身近な住民同士が連携しお互いに助け合い支え合う、活動展開の役割を担う「地区社協」の設立に取り組んでまいりました。
 おかげさまで、先に設立された五つの地区に加え昨年は、大戸地区、城西地区、日新地区においても設立されましたことは、地区の皆様のご理解とご尽力の賜と心より敬意と感謝を申し上げるところであります。
 この組織は、地域と社会福祉協議会を繋ぐ大事な基盤であります。本会としましても出来うる限りの支援をしてまいりたいと思いますので、今後の活動に大きな期待を寄せるところであります。
 
 今年もコロナ感染予防に努めながらの事業展開となりそうですが、職員一丸となって力を尽くしていく所存ですので、市民の皆様にはより一層のご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。
社会福祉法人
会津若松市社会福祉協議会
〒965-0873
福島県会津若松市追手町5-32
TEL.0242-28-4030
FAX.0242-28-4039
E-mail aizu@awshakyo.or.jp
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